ポキン

「月末に、いつから相談業務させるかを決める会議をするから」と言われ、
その言葉だけを支えに毎夜泣きながら働いた4月が終わった。
話し合いはどうなったのかを聞いてみると、そんな話し合いは一切なかった、と。
「とりあえず基本業務をがんばって」とだけ言っていたと聞いて、
私の心がポキリと折れた音がした。
トイレで号泣して、そそくさと帰ろうとしたのだけれど、
以前こっそり相談した先輩が私をみかねて、チーフと話し合いをしてくれていた。
もう一回チーフから上に話をして、いつから出来るのか、
もし出来ないんだったらはっきりそう言ってくれ、ということを訴えることになった。
「社会人なんだから年度途中でやめるようなことはしないで」と言っていたチーフも
「もし本当に無理だったらやめていいよ」と心配した顔で優しく言ってくれた。

訪問相談は今月から始まるのに、
私はそれを横目で見ながら歌を歌って紙芝居を読むのか。
訪問を希望しているのに
「あのお母さんとんちんかんだからすぐ会話終わるー」と言うチーフに、
任せなきゃいけないのか。
くそっ。

そんなことを彼や院の友達らに愚痴って、
ボロボロに泣いたりギャハハと笑い倒した。
休みで良かった。
助かった。
子どもには、お母さんたちには、職場では、笑っていたいし。

仕事は金曜からだし、あと一日ゆっくりしよう。
勉強して、少しでもお母さんたちの相談にのれるようにがんばろう。
折れた心も、五日間ですこし治ってきたような、気がする。
まだまだ戦お。